公民館を活用、アコースティックピアノで練習

お得にアコースティックピアノで練習できる公民館

普段、自宅では電子ピアノで練習していて、いきなりステージでグランドピアノを弾くと、たいていタッチの違いに戸惑います。

戸惑いを避けるため、ステージで演奏する数日前、あらかじめピアノスタジオでアコースティックピアノを借りて練習するのは、リハーサルとして有効です。

都市部はレンタルスタジオが充実していますが、郊外・地方都市に住んでいる場合、公民館、市民会館等、公共施設のピアノを借りるのも手です。利用料金もリーズナブルなので、ぜひ有効活用しましょう。

鍵盤うさぎの思い出 その1

私はピアノを再開して4年ほど、自宅には電子ピアノしかなかったので、時折、近くの公民館のアップライトピアノを借りて練習していました。1時間500円程度。徒歩圏内にあるのも便利でした。

公民館のピアノ
ピアノを再開した当時、しばしば通っていた公民館のピアノ

ピアノがある公民館を探す・予約する

まず、地元の公民館、市民センターにピアノがあるかどうかを確認。市町村の公式サイトで、たいてい確認することができます。ホールも練習室があるので、練習室単体で借りることができます。

ただ、施設の多くはその自治体の住民でないと借りられない場合が多いので、まずは自分の住む自治体をチェックしてみましょう。

ピアノが借りられることが分かったら、可能なら、あらかじめピアノを確認しておくことをおすすめします。小さな公民館のピアノの場合、メンテナンスが行き届いていない場合がしばしばあります。調律がされておらず音程がブレていたり、いくつかのキーが上がらないことがあるからです。

また、会議室に置かれたピアノの場合、部屋全体に音が割れるように響くことも。それでも、広い空間で演奏するリハーサルにはなります。そこは割り切りですね。

いい公民館が見つかったら、あらかじめ予約を。

市民センター、公民館のレンタルルームは、たいてい地元の音楽サークル、ダンスサークル等が、練習のため定期的に利用しています。人気のレンタルルームの場合、数ヶ月前に抽選が行われることもあります。まずは、予約状況を電話で確認しましょう。人気のない平日夜遅い時間や、朝一番はその時間帯だけ空いていることが結構あるものです。

また、最近では大都市を中心に、公民館をインターネット予約できる自治体も増えています。下は事例です。

所沢市中央公民館
所沢市中央公民館の音楽室(所沢市ホームページより)

鍵盤うさぎの思い出 その2

私がしょっちゅう利用していた公民館は、ピアノ、椅子共に、決していい状態ではありませんでした。それでも、タッチ、倍音等、アコースティックピアノを弾く感覚を味わえることは大満足でした。

出かける前にチェックしたい持ち物3つ

身分証明証

公立公民館の場合、利用者が住民であるか、確認を行う場合があります。身分証明証(運転免許証、学生証等)を忘れずに。

防寒対策

古い公民館の場合、エアコンの調整が難しい場所があります。夏場は冷房が効きすぎたり、冬場は暖房が効かなかったりする場合が多いです。冬場は携帯用カイロを用意を。夏でも薄手の上着を持っていくことをお勧めします。

1,000円以下の紙幣・硬貨(現金)

また、小さな公民館の場合、利用料を支払う際、小口現金がないため、一万円札だと窓口でお釣りがないことが時々あります。財布の中に、1,000円以下の紙幣・硬貨を忘れずに用意しておきたいです。

鍵盤うさぎの思い出 その3

私が利用していた公民館は冷房が効きすぎました。寒かった! でも、エアコンを停めると、5分ほどで暑さが気になりだし。古い施設はエアコンの温度調節が難しいので、夏も冬も防寒対策が必要です。

退室時は「時間厳守」「持ち物確認」

レンタルした時間の次、団体が待機している場合があります。借りた時間の前には、必ず後片付けをして、部屋を出るようにしましょう。

自分が入室するのを待っているとよくわかりますが、時間ギリギリまで部屋を出ない団体、人には、イライラしてしまうものです。

あと、意外に楽譜を忘れて帰ってしまうことが多いものです。アップライトピアノの場合、蓋の上に楽譜を一冊置いたまま帰ってしまい、翌日・翌々日、自宅で練習しようとした際、ようやく気がつくということも。

缶コーヒー、ペットボトル等、飲み物を持ち込んだ場合は、部屋を出る前、飲み残しを忘れていないか、必ずチェックしましょう。

鍵盤うさぎの思い出 その4

部屋の鍵を返すのを忘れて、帰宅してしまったことがありました。私は公民館の常連さんだったので、公民館の守衛さんも鍵が返却されたかを確認せず、「お先です!」「お疲れさま」という挨拶をして、公民館を後にしてしまいました。翌日、仕事を定時で終えて、返却に出かけたことも。